フォント当て

下の語は、あるひとつのフォントで組まれています。

下の語は、あるひとつのフォントで組まれています。

 

回答一回ぶんかかります。

回答 分類 字幅 x ハイト

書体を見抜く

ひと目で書体名を当てる方法

まず小文字の g を見る

この一文字で、間違った候補のほとんどが消えます。二階建ての g ——二つのふところを首でつないだ形——は、ほとんどのセリフ系本文書体と、 Gill Sans を含むヒューマニスト・サンセリフのものです。一階建ての g、ふところ一つに尾が垂れた形は、Helvetica、Futura、Century Gothic、 そして幾何学系全般のものです。

g の次は小文字の a。一階建ての a——丸と縦画だけ——は、ほぼ必ず 幾何学系か、手書き風を狙った書体です。それ以外は上の小さな庇を残して います。

そして大文字の R の脚。まっすぐか、曲がるか、最後に外へ 跳ねるか。R は余分な手足を持つ数少ない大文字なので、設計者はここに 性格を入れます。

Helvetica か Arial か——決め手になる四文字

ほとんどの人が見分けを諦めるほど似ていますが、見る場所さえ分かれば 三秒で見分けがつきます。

大文字 R。Helvetica の脚はまっすぐ下りてから跳ねます。Arial の 脚はふところから逃げていく単なる斜線です。

大文字 G。Helvetica には横棒が曲線と出会う位置に小さな縦画 (スパー)があります。Arial にはありません。

小文字 t。Arial は縦画の頭を斜めに切ります。Helvetica は 水平に切ります。

大文字 Q。Helvetica の尾は円を横切るまっすぐな線。Arial の尾は 波打ちます。

同じ方法はそっくりなペアのほとんどに使えます。二人の設計者が判断を 迫られた文字を探し、それ以外は無視することです。

分類と、書体をどこに置くか

グロテスクとネオ・グロテスク——Akzidenz、Helvetica、Univers。 開口部は狭く、終端は水平、熱意は見当たりません。駅の標識の既定の顔です。

幾何学系サンセリフ——Futura、Avenir、Century Gothic。円と 直線で組み立てられ、a と g は一階建て、o はきわめて真円に近い。

ヒューマニスト・サンセリフ——Gill Sans、Frutiger、Myriad。 セリフのない形に手書きの比率をもち、開口部は広く、線の太さに変化が あります。

オールドスタイル・セリフ——Garamond、Caslon。軸は傾き、 コントラストは穏やか、x ハイトは小さめ。

トランジショナルとディドネ——Baskerville、続いて Bodoni と Didot。太い線と細い線の差が鋭くなり、細い線は髪の毛になり、セリフは 平らな横棒になります。

スラブセリフ——Clarendon、Rockwell。セリフが本体と同じ太さ。 見逃しようがなく、名前も当てやすい。

同じ級数なのに大きさが違って見える理由

級数が測っているのは、文字が占めてよい場所であって文字そのもの ではありません。実際に読んでいるのは x ハイト——大文字に対する 小文字 x の高さです。

Helvetica は x ハイトが大きいので、太く頑丈で少し窮屈に見えます。 Futura は x ハイトが小さくアセンダーが長いので、同じ設定でも繊細で、 風通しがよく、やや小さすぎるように見えます。

写真から判断するときも、個々の文字より先にここを見ます。x ハイトが 高くアセンダーが短ければ、標識や新聞用の書体。x ハイトが小さく アセンダーが長ければ、書籍用の書体か幾何学系サンセリフです。

終端——線が止まる場所

線の終わりで書体は正体を明かします。ボール・ターミナル——a、c、 f、y の先の小さな玉——は Caslon、Baskerville、そして温かみのある セリフ書体の多くのものです。斜めに切られた終端は速度を感じさせ、 ヒューマニスト側のものです。

完全に水平に切られた終端はネオ・グロテスクの印で、Helvetica を その模倣品から切り分ける最短の方法です。

開口部も見てください。c、s、e がどれだけ開いているか。 ほとんど閉じた c は Helvetica。大きく開いた c は Frutiger か、遠くから 読ませるために設計されたものです。

写真しか手元にないとき

変わった字を探します。アンパサンド、疑問符、通貨記号、数字は どの文字よりも性格を持っていて、他人のアルファベットを写した設計者が 約物まで写すことはまれです。

数字が同じ高さで行に並んでいるか、上下に跳ねているかも見ます。 跳ねるほう——オールドスタイル数字——は、画面用ではなく書籍用の書体で あることをほぼ確実に示します。

そして年代を考えます。1975年の看板が2004年発表の書体で組まれている ことはありません。どれだけ似ていてもです。だいたいいつ刷られたものかを 知るだけで、一文字も調べないうちに候補の大半が消えます。